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2011年10月16日日曜日

沖縄県シーサー探訪-27

沖縄県浦添市美術館のチブルシーサー
伝統的な面構えで、どんな魔物も即退散です。

シーサーとは
沖縄では、魔除けの置物です 由来
沖縄で獅子のことをシーサーと呼びます。シーサーのルーツは、
エジプトのスフィンクスが起源ではないかと言われ、琉球王国の大航海時代(14~15世紀)に、
エジプト、中近東、シルクロードを経由し、
中国から琉球(沖縄)に伝わったものと考えられているそうです
シーサーを据える目的は、権威の象徴、火伏せ、悪霊返し、及び装飾的なものと多様です。
17世紀後半、沖縄本島南部に位置する、
東風平町の富盛という集落では、たびたび起こる火事に悩まされていました。
そこで、石造りのシーサーを作り奉ったところ、火難から逃れ火災が起きなくなったそうで、
そこから、シーサーは沖縄本島、離島へと広まっていったそうです。
長い年月の中、沖縄の風土、習慣、民族性、富盛の火伏せなどと混わり、
元来権威の象徴であったシーサーは、
今日では権威の象徴の他、家の守り神、魔除けの神として、
また、除災招福を導くものとして、屋根の上や玄関、装飾用、土産用の置物として、
皆から愛されるようになったそうです